彩装きもの学院ブログ

2013年02月02日

不定期掲載第37回『きものと私』

『きものと私』と題して生徒さんに書いて頂いた作文を紹介します。


『きものと私』         匿名女性

 きもの学院に通い始めて、10年が来ようとしています。
私が、この学院でお稽古を始めるきっかけとなったのは、一枚の小紋との出会いでした。幼い頃は、七五三やお祭りには祖母が仕立ててくれたきものを着ていました。ですから「きもの」に対して少しは興味もありましたが、成人してからはほとんどきものに触れる機会もなく、「自分で着る」など考えもしませんでした。そんな時、一枚の小紋に出会ったのです。淡いグレーの紅型の小紋でした。このきものをどうしても着たい!自分で着られるようになりたいと思い、当時この学院で学んでいた幼馴染の紹介でお稽古を始めました。

 「きもの」について何の知識も技術もない私に、先生方はとても優しくまた、わかりやすく丁寧にご指導くださいました。お稽古の中では、きものの知識や着付けの技術だけでなく、きものを着るものの“こころ”までも教えていただきました。日本人として生まれ、日本女性であるにもかかわらず、きものについての知識もなく、ただその柄の美しさや雅な世界に憧れていただけの私でしたが、お稽古を重ね、提案会などに参加する中で、きものの種類、格の違い、紋様の意味や織りの技術などを学ぶうちに、外見だけでなく女性としての内面の美しさも磨いていかなければ、本当にきものを語ることはできないと感じるようになりました。日本女性として恥ずかしくない立居振舞いを身に付けていかなければいけない、身に付けたいと思うようになりました。

 とはいえ、上級コースに進み、試験をクリアしながらお稽古を続けるのは大変だなと思うこともありました。月一回のお稽古に通うことが精一杯で、着付けの技術もなかなか覚えられず、うまくできないと悩むことも多くありました。上級コースでクラスが上るにつれ、技術も難しくなり、「わからない」「きれいに着付けられない」と自分の力の無さにいやになることもありました。しかし、なぜか「お稽古をやめよう」とは一度も思いませんでした。仕事が忙しかったり、体調がすぐれなかったりしてお稽古に集中できないこともありました。でも「やめよう」とは思えなかったのです。
それは、一所懸命温かく指導してくださる先生方の笑顔と、ともにお稽古を続ける同期の皆さんがいたからでした。そしてなによりも私自身がきものの魅力に引き込まれていたからだと思います。
一枚のきものを作り上げるまでに一つ一つ手作業の技に込められた職人さんの思いや、模様や柄の意味、それらすべてを身にまとう「きもの」の魅力は洋服にはない素晴らしい魅力があるからだと思います。

 殺伐とした世の中にあって「きもの」に対するときは必ず、そのきものを着る人の事を考えます。我が子の健やかな成長を願って、柄や色を選びます。その人が一番美しく見えるように、そして気持ちよく着られるように、着付けします。人として大切な「相手を思う」気持ちが「きもの」にはあふれていると感じます。

 今、私は目の前にあるきものを自分で着ることができます。自分がきものを着ることができる喜びを強く感じています。さらにきものを着せてほしいと頼まれることも増え、こんな私でも、人の役に立っていると嬉しく感じることができます。きものを着付けることができるようになり、きもの学院に通い、たくさんのきものと出会い、多くの人と出会うことができました。この出会いには何者にも代えがたい大切な宝となって、私の生活の中に生きています。これからもきものに関わり、新しい自分、日本女性としての誇りをもつことのできる自分でありたいと思い、精進していきます。        


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2013年01月09日

体験講座 ときめきの十三参り

●十三参りとは・・・
★本来は旧暦の三月十三日にお参りしますが、現在では学校の春休みの間や一ヶ月遅れ前後のお天気の良い日を選んでお参りしています。
★虚空蔵菩薩にお参りするのが本来ですが、近くの神社仏閣でもかまいません。
★きものは本裁のきものに肩揚げをして着るのが決まりです。
★数え年で十三歳になる春、可憐な少女に訪れる伝統ある華やかな行事です。
『知恵と福徳』を授かるお参りに十三歳の可憐な姿を写真に納めておきましょう。

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この体験講座では、お母さんにも参加してもらって親子で楽しんでいただいています。

彩装の十三参りでは、きもの体験!!ということで13才じゃなくても参加していただけます。
毎年、3才〜18才の女の子が参加して、簡単な立居振舞いやお茶の飲み方などを体験してもらっています。座布団の上に正座している姿はとてもかわいいですよ。


● 日 時 2月16日(土)

● 時 間 @10:00〜  A13:00〜

● 場 所 彩装きもの学院

● 参加費 500円

● 定 員 40名

※当日はお持ちのきものを持ってきてもらってもいいですし、きものの無い方は事前に言っていただければ彩装で用意しておきますので、気軽にお申し込みください。
定員に達し次第締め切らせてもらいます。申込締め切りは2月13日(水)です。
毎年、大好評のイベントです。早めにお申し込みください。
お問い合わせ・お申し込みはTELかホームからお願いします。

2013年01月08日

明けましておめでとうございます

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彩装きもの学院は1月8日より、通常営業しております。

昨日、スタッフみんなで恒例の初詣に出掛け、今年も決意新たに歩んで行きたいと思いますのでご愛顧のほどよろしくお願い致します。
posted by saika at 10:31| Comment(0) | TrackBack(0) | スタッフ日記

2012年12月29日

お正月休みのご案内

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彩装きもの学院は12月28日〜1月6日までお正月休みとさせていただきます。
なお、通常営業は1月8日からとさせていただきます。ご迷惑をお掛け致しますがよろしくお願いします。
来年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
posted by saika at 19:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 学院からのお知らせ

2012年12月17日

2012 クリスマスパーティー

12月14日(金) グリーンヒルズ津山リージョンセンターでクリスマスパーティーを行いました。

午前中はおもてなしの料理☆午後は会場の設営☆と手作りのおもてなしの準備をしました。
当日は生憎の天気にもかかわらずたくさんの方にお越しいただき楽しいクリスマスパーティーになりました。

入口の飾りと会場の飾り☆
すべて手作りの為、2ヶ月ぐらい前から徐々に作っていきました。設営も苦労してなんとか思ったとおりに出来ました。
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テーブル飾り☆料理☆箸入れ☆
料理も何回も試行錯誤し、クリスマスっぽく作りました。
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ゲストによる演奏☆
心地よい音色でクリスマスムードを演出してくれました。
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きものショー☆
クリスマスらしい装いを提案しました。
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ゲーム☆
名前ビンゴで盛り上がりました。
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少しクリスマスっぽくオシャレして楽しむきものでのクリスマスも楽しいですよ☆
彩装のFBページhttp://www.facebook.com/saisokimonoにもアルバムにして写真を紹介しています。訪れてくださったさいには「いいね」をお願いします。
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2012年12月11日

中学校 【ゆかたレッスン】

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11月21日に真庭市立勝山中学校の3年生に浴衣の着付けの指導に行ってきました。

彩装では以前から中学校へゆかたレッスンに行っていましたが、本年度より「ゆかたの着方」が家庭科の必須になったことで、年間を通じて各地の中学校でのレッスンをさせていただいています。

お礼の手紙と一緒にレッスンを受けた生徒さんの感想を送ってくださったので、一部紹介します。

☆…女子 ★…男子

☆ ゆかたを着るなんて初めてのことで、しかもゆかたをかしてもらえるとのことで、若干…いや、かなり期待していました。でもいざ着付け教室が始まると「え、え、ちょっと待って。」とスタートから遅れてしまいました。やっぱり慣れない事をするのは難しいですね。ついていけなくて結局ほとんど先生方の手をお借りしましたが、初めてゆかたを自分で着られたことはとても嬉しかったです。

☆ ゆかた自体は着たことがあったけど、自分で着るのは初めてでした。最初はやり方がちゃんと分かるか不安だったけど、先生方が丁寧に教えてくださったり、手伝ったりしてくださったので綺麗に着ることが出来ました。日本の文化をゆかた以外でも大切にしていきたいと思いました。

☆ 女子と男子のゆかたの着方が違うことを初めて知りました。ちょっと感動でした。

☆ 着物でぐちゃっとなるところを脇の辺に持っていくって知らなくて、どうするんだろうと思っていたけど、わかって良かった。帯の後ろのリボンみたいなのは普通にくくって終わりだと思っていたら、あんなふうに結ぶんだと知ってびっくりしました。

☆ ゆかたは何度か着たことはあったけど、自分で着たのは初めてでなかなかきれいに出来なくて難しかったです。きものの仕組みやたたみ方や座り方なども教えて頂いたので、またゆかたを着ることがあれば今回の経験をいかせたらいいなと思いました。みんなと一緒にしたのでとても楽しかったです。

☆ この着付けの授業をずっと楽しみにしていて今日、体験できて良かったです。ゆかたの長さを自分で合わせることに戸惑ってしまいました。でも先生に教えてもらい、なんとなくだけどコツがつかめました。

★ 大人が着ているのを見て、適当に着ているのかなと思っていたけど、きちんと着方があるんだなと実感した。着てみると身も心も引き締まるような感じがして、また着てみたいと思った。

★ ゆかたを着たのは2回目の経験でしたが、1回目は小さい頃だったので記憶にありませんでした。先生が楽しくわかりやすく教えてくださったので、勉強になりました。

★ ゆかたを着たのは初めてだった。着方は知らなかったけど、先生が教えてくれて最後には自分で着られるようになったのでよかった。もっと難しいかと思っていたけど、意外と簡単に着れた。

★ ゆかたを着ると涼しい感じがしました。男子のゆかたは体型が関係してると初めて知りました。男子は案外簡単だったのでびっくりしました。

★ ゆかたを着て思ったことは、ゆかたはとても軽く通気性が優れているということです。帯の下に紐があることを初めてしりました。



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2012年11月28日

11/23 衆楽園にてきもの撮影会

11月23日(金)津山市の衆楽園にて『県北写真連盟』主催の写真の撮影会がありました。
その撮影会に3名のきものモデルを!との依頼で当日は朝8時から準備をして行ってきました。

若干の雨空ではありましたが無事、開催されました。
初めは少しモデルさんの表情も硬かったですが、徐々に慣れてイイ表情になり、あまり経験することのない写真のモデルを楽しんでもらえたように思います。

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入選作品は2013年の初夏に津山アルネで作品展をされるそうです。
posted by saika at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | スタッフ日記

2012年11月14日

技の祭典が終わりました

11月11日(日) アルネ津山7F ベルフォーレ津山にて彩装の一大イベント『技の祭典』を行いました。

『技の祭典』とは日頃、お稽古をしている生徒さん・卒業生・上級コース・講師の技術発表の場であるとともに、県北地域への文化発信の場として、定期的に取り組んでいます。
7月くらいから徐々に準備を始め、少しずつ作り上げていきました。

舞台上では着付けの技術の披露・創作帯結び・特別講演「狂言」・講師発表「昭和モダン」など盛りだくさんで行いました。

一部ですが紹介します。

本番直前
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きものショーのモデルのヘアーを作ってくださったおしゃれTOMの皆様。昭和モダンという難しいテーマを完璧に作ってくれました。
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正面入口と今回、受付をお手伝い頂いたスタッフの皆様。
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創作帯結びの発表の様子
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特別講演「狂言」 茂山狂言会 茂山千三郎さんによる狂言、演目は「寝音曲」をご覧頂きました。
少し時間が早めになってしまったので、ご好意で特別に狂言の衣裳の着付けを披露して頂きました。
前半に狂言の解説もあったので、分かりやすく見ることが出来、非常に喜んでいただけたように思います。
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講師発表『昭和モダン』と題し、きものの長い歴史の中で、もっとも変化に富んで、デザインもモダンイズムを取り入れ、華やかなきものが創られた昭和初期の姿をショーアップしてご覧いただきました。懐かしさとともに新鮮さも感じてもらえたと思います。
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最後は優秀賞の表彰と藤野学院長の総評で終わりました。
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最後に観に来てくださった皆様、参加してくださった皆様、ご協力いただいたスタッフ並びに関係各位の皆様、本当にありがとうございました。改めてきもの・和文化の素晴らしさを感じていただけたように思います。
posted by saika at 15:59| Comment(0) | TrackBack(0) | スタッフ日記

2012年11月07日

不定期掲載第36回『きものと私』

『きものと私』と題して生徒さんに書いて頂いた作文を紹介します。


『きものと私』         匿名女性

 子供の頃にお正月やお祭りにきものを着せてもらった時には綺麗な柄やいつもと違う姿が嬉しくてはしゃいだり、母が入学式や卒業式にきものを着て来てくれた時には嬉しく思っていました。

 妹が姉の振袖をきっかけにお稽古を始め、初めて振袖を着せれるようになった頃、私の結納と重なり妹に着付けをしてもらいました。妹ながら凄いなと思っていました。

 きものに触れる機会はあったものの、まさか私が着付けを習うとは思っていませんでした。娘が3歳の七五三にお参りに行った時に、歩いたり娘を抱っこしたり裾を踏まれたりで、着崩れしてしまい自分で直せず恥ずかしい思いをした事があり、着崩れぐらいは自分で直せるようにならなければと思い立ち、お稽古を始めることにしました。

 初めは、きものを着るために必要な物もわからなければ、きもののたたみ方もわからなかった私ですが、同じことを何度も繰り返し教えて頂き、何となく解りだしたらお稽古に行くのも楽しみになりました。
親切、丁寧に教えてくださり、一人で着れるようになりました。

 半巾帯では、一本の帯で色々な形が出来ることを知り、楽しかったです。
着せ付けでは、不器用な私が『ふくらすずめ』なんて出来るのか心配でしたが、形良く出来るようになれてホッとしています。
きものが自分で着れだすと、きものを着てお出かけしたいと思うようになりましたが、お稽古の時には綺麗に着れていても、自分だけだと思っている通りの着姿になるには程遠く、まだまだ勉強しなくてはと思います。

杉原先生は、着付けの事だけではなく着付けのお仕事をしているからこそ出会えるご夫婦の絆、親が子を思う気持ちなどなど、心に残る素敵なお話をしてくださいました。
提案会では、綺麗なきものを見たり、きものや帯が出来上がるまで大変な作業を経て出来ている事、職人さんの思いやきものの奥深さを知り、今までは何気なく見ていたきものがより一層、素敵に見えだしました。
 職人さんのお話の中で、きものや帯は親から子へ子から孫へ受け継いで行くものとお話してくださいました。
祖母の前で練習していた時、「おばぁちゃんが子供の頃、お母さんがきものを着るのを見るのが好きだったなぁ〜」と言っていたことがあり、親が着ているのを見てまたその子供が興味を持ち、親から子へ孫へと受け継いでいけたらなと思います。

 仕事の都合ですぐには上級コースに進めませんが、時間を作って上級コースに進みたいと思います。
そして娘が成人式を迎えるまでには、私が振袖を綺麗に着せてあげたいと思います。
少しずつお稽古を進めたいと思いますので、これからも宜しくお願い致します。      



   
posted by saika at 15:06| Comment(0) | TrackBack(0) | きものと私

2012年10月13日

10/7城西まるごと博物館フェア

10/7(日)津山市で行なわれた『城西まるごと博物館フェア』に参加してきました。
まるごとの実行委員さんからの「会場にきもの姿を」という話をいただき、きもののモデル7人(全員素人です)と参加してきました。

当日は天気も良く、きもの日和で10:00〜15:00ぐらいまで会場をゆっくり見て廻り散策してきました。
会場には模擬店やワークショップがあり、ステージでは様々な催しがされていて、たくさんの人で賑わっていました。モデルもいたる所で写真を求められ、楽しんで参加していただきました。

オープニング☆
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作州絣の見学☆
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集合写真☆
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写真撮影『スタジオトリトン』さんに撮っていただきました。
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城西の町並みにきもの姿が映え一日、楽しく過ごすことが出来ました☆
posted by saika at 11:42| Comment(0) | TrackBack(0) | スタッフ日記